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🇹🇷トルコ🇹🇷 トルコの方々の優しさはどこから

こんにちは、3月も半ばに差し掛かりましたが、まだまだ寒いですね。

私が住む函館は、いまだに1桁の気温と積もるほどではありませんが、雪がちらつくこともあり、春の気配はどこ??といった気持ちです。(私は冬、というよりは寒さが大の苦手です。)

 

少しずつ、今回の海外滞在のお話をさせていただこうと思います。

本日はトルコ🇹🇷のお話を。

 

トルコは、日本人にもお馴染みの旅行先のひとつですね。たくさんのパッケージツアーが企画されており、比較的行きやすい国とも言えますね。

ヨーロッパとアジアの交差点イスタンブールや、奇岩の大地カッパドキア、白い鍾乳岩に青い水面が生えるパムッカレ。

見どころがたくさん。

それら有名どころは今回は見送り(以前行ったことがあるので。)、日本人にはマイナーな街を訪れました。

 

まずは、地中海に面したトルコ最大のリゾート都市、アンタルヤ。

 

私が訪れた1月はビーチを楽しむには寒すぎます。それでもトルコ国内、そして欧米からたくさんの観光客が訪れていました。

街はトルコ5番目の人口を誇るビーチリゾートなのですが、とても落ち着いています。

ビーチリゾートにありがちな、ガヤガヤしたうるささがないのです。大音量で音楽を流しているレストランやクラブなども見かけません。

トルコはイスラム教圏なので、その影響かもしれません。とにかく居心地がよい!

大通りに植えられている街路樹は高い高い椰子の木と、たわわに実がなったオレンジの木!

なかなか見かけない組み合わせですよね。見た時ワクワクしちゃいました。

旧市街にはオスマン帝国時代に建てられた建物も健在です。

オープンテラスの美味しそうなレストランに、可愛いお土産屋さん、アイスやスナックを売るお店、そしておしゃれなホテル。歩いているだけで気分が高まります。

 

そして、アンタルヤでは欠かせない観光スポット、デューデンの滝。

(お天気が少々残念、、、、雨が降らなかっただけラッキー(と思おう))

滝の周囲はお散歩が心地よい公園に整備されています。

(111カ国も旅をしていると)どこかで見たことがあるごく一般的な滝なのですが、、、

この滝、直接地中海に注いでいます。ふと思うと、海に注ぐ滝を見たのは初めてでした。

 

長距離バスで次の街へ。

トルコの長距離バスでは、車内サービスの飲み物が提供されます。

ワゴンでやってきて、お水やジュース、温かいコーヒー、紅茶がいただけます。

バスに乗った時、レストランに入った時、店員さんが必ず香りの強い消毒液を手にかけてくれます。

コロナ感染対策かなーと思っていたのですが、実はこれ、トルコ流のおもてなしなのだそうです。

コロンヤ(香水=コロンの語源)といって、昔からお客様の手に吹きかけ、手を清潔にするとともに歓迎の気持ちを表す行為なのだそうです。

コロンヤはアルコール度数が高く殺菌が可能で、レモンやローズなどの香りが付けられています。(ちょっと科学的な香り)

私がアジア人だからかなー?なんて、誤解をするところでした。

 

 

続いて訪れたのは、南部マルディン。

シリアとの国境沿いにあります。5世紀頃から人が住んでいる、南メソポタミアで最も古い街のひとつです。

マルディンの街は”太陽の街”とよばれます。

その理由は、山の斜面に建てられた石灰石の家々が太陽の光に照らされて黄金に輝くからです。

とにかく美しい。

先の予定があるので、3泊で泣く泣く出発しましたが、しばらくゆっくり滞在したい(旅人用語で沈没)したい街です。

 

カフェからの眺めも絶景すぎるのです。

 

しかし、この街、山肌に沿って作られているため、、、、

 

 

狭い路地はほぼ階段なのです。(石造りの街はとっても可愛くてどこをとってもインスタ映えなのですが、、、)

私でも常に息が上がり、10キロちょいのスーツケースがあるだけで移動はかなり難渋。

この街の高齢者や歩行が難しい人はどのように暮らしているのか、純粋に疑問に思いました。

車椅子や歩行が難しい方の旅行は、かなり難易度が高い観光地だと思いました。

 

トルコ滞在中に思ったことは、とにかく皆さん優しいのです。

まずみなさん笑顔で挨拶してくださる。”メルハバー!”(トルコ語でこんにちは)

少しても困ってる様子なら、(英語が得意でなくても)とにかく声をかけてくれます。

お土産屋さんやタクシー乗り場でもしつこい客引きが皆無です。

メトロやバスの中でも、高齢者、子供、旅行者が乗ってこようものなら、五人くらい立ち上がり席を譲ります。

駅で切符の買い方が分からずにいると声をかけてくれて、お支払いまでしてくれました。いろんなバスが停まるバス停で、私たちが間違ったバスに乗らないように見届けてくれたり、パン屋さんにパンを買いに行ったらお金を受け取ってくれずもらっちゃいました。長距離バスに乗っていて、運転手さんの説明がわからずにいると英訳してくれたり、ホテルまで自家用車で送ってくれたり、お会計の際にわざわざ買ったものの値段を紙に書いて明朗会計してくれたり、キリがないほど思い出されます。

 

この優しさはどこからくるのでしょう。

他のイスラム教国に比べ、だいぶ世俗的ではありますが、トルコはイスラム教国。コーランに基づく教えがあるのは事実でしょう。オスマン帝国という500年にわたって続いた大国の精神もあるのではないでしょうか。

そしてもうひとつ、近隣の国との関係もあると思うのです。

国境をもつシリア、イラクからは多くの難民が避難してきております。実際に車窓から難民キャンプも見かけました。

そして海を挟むとエジプト、リビア、ウクライナ。 アジアとヨーロッパの交差点であり様々な人が行き交う。

きっとトルコは寛大にならざるを得ないのかな、なんて思ったりもしました。

 

2度目の訪問のトルコでしたが、1度目よりもさらに大好きな国となったのでした。

 

 

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