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🇯🇴ヨルダン🇯🇴 隣国の戦争とその影響

こんにちは。代表中島の海外放浪記。本日はヨルダン編です。

 

約2週間、レンタカーで5000キロを走り回ったサウジアラビア。

北部のタブークという街で、レンタカーを乗り捨て返却しました。バスでヨルダンとの国境の街、ハグルへ向かいました。

サウジアラビアから、ヨルダンへはタクシーで越境します。

親切な現地の方に、自家用車で国境越えタクシー乗り場(というか、タクシーが無数に泊まっているガソリンスタンド)に送っていただきました。

到着してドアを開けた瞬間に湧くように現れるタクシードライバーたち。

価格はもちろんぼったくり価格。値段交渉するのが面倒です。旅をしていて一番嫌いなことはタクシーの値段交渉です。

いろんなところから一斉に声をかけられるから収集がつかない。ドライバー同士で揉め始める始末。

とりあえずその場を離れ、小さな商店に逃げる。余ったサウジアラビアレアルを使い切るためにお菓子や飲み物を購入。

お店のお兄さんに、「適正価格っていくらなの?」と聞いたら、近くにいたおじさんが、50米ドルで乗せてくれると言ってくれました。ちなみに外のタクシードライバーたちがふっかけてきたお値段は100米ドルでした。

 

乗せてくれたおじさんは、タクシーの運転手さんではなく一般人のようですが、外国人を乗せ慣れている印象です。

私たちのパスポートを預かり手続きを済ませたり、アライバルビザのシールを貼ってきてくれたりしました。

ヨルダンに入国し国境の街から、私たちが宿泊する予定のアカバという街のホテルの近くまで送ってくれました。

サウジアラビアからやってくると女性がとても華やかに見えます。ヨルダンの女性はヒジャブをして頭を隠している人と、何もしていない人が半々といったところです。

 

海の向こう側は、イスラエルです。

ここ、アカバは紅海に面したビーチリゾートです。

中東各地および欧米からたくさんの観光客がやってきて、海水浴を楽しみます。

しかし、あまり観光客を見かけません。もちろん海で泳ぐのにはまだ気温が低いので、オフシーズンなのかなと思っていました。

ビーチの人影もまばらで、ボートも陸上げされ、ボート屋さんが暇そうに海を眺めています。

 

観光案内所に立ち寄った時に、「この時期はオフシーズンなの?」と聞いたところ。

「とんでもない!本来ならオンシーズンだよ。」と教えてくれました。

イスラエル・パレスチナの衝突が起こってから、実に8割近いお客さんが旅行をキャンセルされたというのです。

観光案内所のスタッフさんのアメリカ人の友人は、ヨルダンが好きで毎年旅行にきてくれていたのですが、今年は初めて来れないと、連絡してきたとのことです。理由は対岸で戦争をしているから。

 

そのスタッフさんは、ヨーロッパなどで行われるツーリストエキスポにヨルダンのPRに参加するたびに、「治安は大丈なのか?」と尋ねられるそうです。

「安全。あなたと街と同じです。」と答えているとのことです。実際そうだから。

アカバの街はこれまで訪れてきた他の都市と同じように、普通に人が住んでいて、お店があってそこで買い物していて、子供たちは公園で遊んでいます。隣国の戦争の脅威は一切感じません。

アカバのような観光都市では、観光客の激減は紛れもなく死活問題です。観光業に従事している人たちは職を失います。

隣国の戦争による風評被害。

スタッフさんの「安全」という言葉。実際訪れてみるとまさにその通りなのですが、恐怖は完全には拭い去ることはできないです。ヨルダンは、ペトラ遺跡や死海などの観光スポットがたくさんあり、治安も良く、人々も優しいし、街も綺麗。

本当におすすめの旅行先なのですが、やはり今の情勢を鑑みると、私もお勧めすることを躊躇ってしまいます。

戦争に苦しめられるのは、戦地だけではないことを改めて実感したのでした。

 

ヨルダンでもレンタカーを借り、死海を目指します。

私はヨルダンも2度目の訪問。ですのでペトラ遺跡には行きません。(サウジアラビアのマダイン・サレハは縮小版ペトラ遺跡と言って良いでしょう。)

お天気がちょっぴり残念。なんとか雨が降らないだけありがたかったです。

目下に広がる死海。太陽の光があったら、きっととっても神秘的な色をしているんだろうな。。。

 

観光客激減でホテルも価格崩壊が起きています。

とーーーっても素敵なホテルに泊まりました。

キッチンがついていて、ふっかふかのキングサイズベッドがあって、バストイレが2ヵ所あって、視界が見渡せるバルコニーと、プールが付いている、日本で泊まると、スイートルームと呼ばれるくらいのお部屋が、、、、、なんと二人で12000円。

(テンション上がって室内の写真を撮り忘れていた。残っているのは動画だけ。)

ちなみに、同じエリアにあるヒルトンホテルはさらにお安かったです。ヒルトンホテルはプールが改修中だったので、私たちは世界展開していない、ローカルカンパニーのホテルを選びました。

テーブルも置いてあるバルコニーからの景色。

死海ビーチでもプールでも女性はブルキニと呼ばれる全身を隠す水着をきて泳いています。

 

私も、とりあえず荷物を置いたら行きますよね、、、、泳ぎに。

ビーチも塩がゴツゴツと結晶化しています。踏んだら砕けて刺さりそう。ビーチサンダルを履いて歩きましょう。

何もかも塩まみれです。こちらはナイロンの土嚢袋の端切です。

 

いざ入水。塩分濃度が高いので浮きます。

でも、塩分が高すぎて、長時間使っているといろんなところがヒリヒリしてきます。

そして、水はぬるぬるベドベト。すぐにシャワーが必要です。

どれだけしょっぱいか、ペロってお水を舐めたくなるじゃないですか。やめておきましょう。

しょっぱいというより苦いです。とんでもなくまずいです。

一斗缶にほれっと入れられている死海泥パック。

ミネラル豊富で、ホテルの高級エステなどで使われているものです。好きなだけ使用できます。

 

ビーチサイド、プールサイドにはシャワーがあり、ある程度塩分を落としてお部屋に戻ります。

誰が最初にシャワー浴びるかで喧嘩になりそうですが、今日は大丈夫です。シャワーが二つあるお部屋ですから。

 

久しぶりにキッチンがあるお部屋だったので、自炊をしました。

スーパーのお惣菜コーナーに売っている茄子のオイル漬け(美味しくて何度も買いました。)とツナのパスタ。

たっぷり野菜サラダにマカロニの茹で汁を使って作ったスープ。

オリーブオイルや塩胡椒、お醤油などの調味料は持参しています。今回はほとんど外食をして使うことはありませんでしたが。しかし、外食が続くと、自分で作ったものが食べたくなります。

ちなみに写真の右手にある四角い鍋はトラベルクッカーです。コンセントに繋いでお料理をすることができます。本体自体に変圧器が付いているので世界各国で使える貧乏旅人の強い味方です。今回はもっぱら、コーヒー用のお湯を沸かす時と、インスタントラーメンを作るくらいしか使用しませんでした。

 

実は、今回トルコからここアカバに陸路で到達したことで、私の旅の軌跡は、新疆ウイグル自治区のウルムチから南アフリカのケープタウンまでが全て陸路で繋がりました。(いつか、ウルムチから日本へも繋げたいです。)

すなわち、飛行機で飛ぶことなく、電車、バス、徒歩、レンタカー、フェリーなどで地に足がついたまま、旅をしてきたことになります。

そして、夫も、今回エジプトカイロまで陸路で進むと、なんと日本から南アフリカのケープタウンまで陸路で繋がります。ですので、今回の旅のゴールはエジプトのカイロです。ゴールはあと少し。

ここまでの旅は本当に良い思い出ばかり。思い出すだけで胸がいっぱいになる。そしてお家が恋しくなる。

『The best journeys lead you home』-良い旅はあなたと家へと向かわせる-

放浪中にカナダで見かけて大好きになった言葉です。まさにその通り。

ここヨルダンで、帰りのチケットの手配を始めました。

 

続く

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