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🇲🇪モンテネグロ🇲🇪 アドリア海の秘宝モンテネグロ

今回最後の訪問国です。

前回のブログのアルバニアでレンタカーを借り、そのまま北上しました。

アルバニアで借りたレンタカーですので、保険はアルバニア国内でしか使えません。

モンテネグロ国境でモンテネグロ用の保険に加入します。車に乗って入国審査の列に並んでいると、係の方が声を変えけてくれて手続きをしてくれます。

 

ところでモンテネグロの首都はご存知ですか。ポドゴリツァといいます。読みにくいし、覚えにくい。

そして、特に観光スポットもないため、世界で一番地味な首都と呼ばれることも。

というのも2006年にセルビア・モンテネグロから独立した際に首都となった歴史の新しい首都なのです。

第二次世界大戦で戦場となったこの街は、歴史的建造物もすべて破壊されてしまいました。

建物はすべて、世界大戦後の社会主義時代に建てられたものです。ソ連感が漂います。

これまでずっとイスラム教の国を旅していたので、ずーっとアラビア文字を見てきましたが、ついに看板や落書きがキリル文字になりました。

地球は広いようで意外と狭いんですね。

 

ポドゴリツァの観光名所として数えられるのが、ミレニアム橋。

ネットでの情報は、”ごく普通の橋”とみなさん辛口評価です。

橋自体は全くもって普通ですが、、、、

橋からの景色は思ったより美しかったです。

そしてもうひとつ、ハリストス復活大聖堂。こちらも1993年にできたばかりの新しい教会。

セルビア正教の教会です。内部はたくさんの方がお祈りしていたので撮影していません。

セルビア正教系の教会って少し見た目がモスクに似ているんですよね。

こちらは正面。こんなところで中国人の団体観光客と遭遇するなんて。

ハードロックカフェもありました。

ハードロックTシャツの表記はなぜか、ポトゴリツァではなく、モンテネグロなんです。

ポトゴリツァだったら欲しかったなと思いました。私が唯一持っているハードロックTシャツは、ウシュアイアのものです。

南米大陸の南端。地の果て、南極への玄関口といわれるウシュアイアです。なかなか持っている人居なさそうでしょう。

 

ポドゴリツァには、有名な観光地はありませんが、モンテネグロを代表する観光地の一つが、オストログ修道院です。

こちらは厳密には観光地ではないですね、聖地です。

断崖絶壁の山肌に張り付くように建てたれています。

レンタカーで山道を登っていくと見えてきました。

この修道院は、セルビア正教の重要な聖地の一つで、毎年多くの方が巡礼にやってきます。

敷地内には、巡礼者のための宿坊もあります。

女性の方々はスカーフで頭を隠してお祈りをしているので、私もヒジャブをかぶってお参りをしました。

17世紀にバシリエという修道士によって建てられた修道院です。彼の遺体はミイラとなり、この修道院に安置されています。このミイラは奇跡のミイラと呼ばれ、祈りを捧げると願いか叶うと言われており、多くの方がお参りにきます。

彼のご遺体は、洞窟のような小さな礼拝堂に布を被せて安置されていました。遺体の横には、神父さんがいらっしゃりもっと近づいても良いと促してくれました。300年以上に渡り、神と人々に遣える修道士さんです。

 

オストログ修道院を後にして向かうはコトル。

モンテネグロで最も有名な観光地です。

レンタカーでコトルに向かう道中も、絶景の連続です。

夫は2度目の訪問です。前回はなんと自転車でやってきました。その時も見所がたくさんあり、なかなか進めなかったといいます。

 

さて、モンテネグロ最大の観光地コトルです。

コトルは世界遺産にも登録されている、城壁都市です。

コトル湾に浮かぶように存在している旧市街。

海の色がとても美しいです。

旧市街への入り口。

16隻頃に建設された当時の姿が残っています。

小さな路地がとってもおしゃれです。

でも、旧市街の中は割高の観光地価格。アイスクリームが1000円くらいしました。

 

旧市街の奥には城壁が広がっています。

入場料を払うと登るとができます。

しかし、石畳の高さが不揃いの階段の連続。思ったよりハードな道のりです。日陰もありません。

晴れた日に登るには、帽子や飲水が必須です。ここまで険しいと思っていなかった私は、上まで登り切ることができませんでした。

でも、上から見晴らすコトルの街は美しかったです。

じゃじゃーん。

コトル湾と晴れた空。それこそ映画魔女の宅急便の街のようです。

 

ここで、私たちの旅は終了。翌日日本行きの飛行機に乗ります。

最後の1泊は、ホテル予約サイトの特典を使って、お得に、お高いホテルに泊まるつもりでした。

しかし、特典がうまく使えておらず、普通にお高いホテルに泊まることになってしまいました。

ミスした自分が悪いのですが、がっかりしていると、ホテルから連絡がきました。

なんと、ホテルの電気系統の異常で休館することになり、予約したホテルに泊まることができないため、別の系列ホテルのジュニアスイートにアップグレードしてくれるというのです。

払う値段は変わらないのですが、アップグレードしてくれるという提案に思わずにっこり。

最後の日、有終の美ですね。

 

大きなトラブルもなく、胸いっぱいの幸せな思い出をたくさん持ち帰り、無事に日本に帰国しました。

さて、バケーションもこれでおしまいです。不思議ですよね、仕事をしないでいると、仕事がしたくなってくるんです。

日本に帰って、たくさんの方々と旅行に出かけることができるよう、よりよりサービスを提供できるよう、一生懸命仕事に取り組みます。

そしていつかまたお金を貯めて、世界を放浪できたらいいなと思います。

旅行には不思議な魔法があって、その魔法は帰ってからも続くから。

 

おしまい。

 

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