お久しぶりです。
ご病気や障害、お身体の不安で諦めていた旅行をお手伝いする、 L. Journey JAPANです。
今回は、トラベルアテンド、トラベルサポートの仕事とは少し違うのですが、函館移住者と市民の交流イベントに参加させていただいた際のお話をさせて頂こうと思います。
私は、現在函館在住ですが、もともと地元が函館ではありません。
生まれは東京、幼少期から北海道根室市及び札幌市、東京都、福岡県、愛媛県などを転々としてきました。
これまでに、北海道、本州、四国、九州と、日本本土4島全てに住んだことがあります。(ちょっと自慢です。)
その中でも、いちばんのお気に入りがここ、函館なのです。
きっかけは所属する大学医局の人事異動でした。
たった1年の任期でしたが、街並み、人柄、気候、味覚、全てがとても心地よく、いつかこの地に住みたいと思ったことでした。
もともと1年の任期でしたので、一度函館の地を離れますが、様々なことに調整をつけ、2年前に主人と共に念願の移住を果たしました。
今回私が参加させていただいたイベント、”移住者と市民の交流フォーラム”では、
光栄にも基調講演にて登壇させていただく機会をいただき、私の”函館愛”を余すことなく語らせていただきました。
会場には予想を上回るたくさんの方々が集まってくださいました。
まずは、函館市長の大泉潤さんのご挨拶から始まりました。(現在の函館市長は、俳優大泉洋さんのお兄様です)
お話の中に、人口減少がありました。
特に若年層の人口減少が大きな課題です。函館にも大学はありますが、進学のため函館を離れる若者はたくさんいます。
しかし、彼らが函館に戻ってくることはほとんどないと言います。なぜなら就職先がないからです。
こんな素敵な街なのに、、、とっても残念に感じます。
私は、大好きな函館をより多くの方に楽しんでいただきたいとの思いで、トラベルアテンドでの起業の舞台を函館に選びました。
その理由は、、、、
函館は、街歩きが楽しい街です。お身体があまり強くないお客様にも楽しんでいただけるコンテンツがたくさんあると思ったからです。
異国情緒あふれる街並みも、国内旅行ながら随分と遠くまでやってきたような感覚を与えてくれます。
また、函館のグルメといえば、新鮮自慢の海鮮です。
海鮮料理は、嚥下機能に問題を抱える方々にも楽しんでいただきやすいと思っています。
お肉ですと、加熱すると筋張って固くなることがありますが、お魚でしたら身がほぐれて食べやすくなります。お刺身も叩けば、 たたき、なめろう、ネギトロなど、健常者の一般的に食べる食事形態です。お粥があれば、健常者と同じものを楽しんでいただけます。
”旅行先を函館に選んでよかった。”
1人でも多くの方々にそう感じていただけるよう、自分の得意なこと、好きなことを活かして仕事をしていきたいと思ったからでした。
パネルディスカッションでは、同じように函館を愛し、移住し、函館にて事業をされている方々と共に意見交換をさせていただきました。
”函館に戻りたいけど、仕事がない” 、そんな悩みをお持ちの方は、”起業”という選択肢があることもぜひ知っていただきたいと思いました。
このディスカッションでは、私自身が新しい函館の魅力に気づくことができ、とても有意義な時間でした。
イベント後には、函館のご当地バーガーショップ、”ラッキーピエロ”のオードブルを囲みながらの交流会。
函館愛あふれる方々との新しい出会いもありました。
改めて函館の魅力を感じたイベントでした。
たくさんの旅行者の皆さんに函館の魅力をお伝えしたいのはもちろんですが、函館在住の現地の方、そして移住を考えられている方にも、函館の魅力を発信していきたいと思っています。