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台湾の歴史に思いを馳せて

総合旅程管理主任者(海外添乗員)になるための研修旅行に参加しました。

 

ベトナムに3泊し、4日目は台湾へと移動をします。

研修が1カ国ではなく、2カ国にわたって行われるのは、国際線の乗り継ぎや、海外でのチェックアウト業務についての理解を深めるためです。色々と考えられている研修先なのです。

ベトナムからの飛行機が遅れたことや、ちょっとしたトラブルが重なり、台湾到着後すぐに予定されていたパイナップルケーキ工場の見学は時間が間に合わず中止になってしまいました。

でもそれでおしまいはいけません。なるべくお客様にお伝えしている旅程と相違がないよう、添乗員、現地ガイドは出来る限りの調整を行います。

今回は翌日へと変更になりました。

 

空港から夕食会場へ直接向かい、台湾料理のコースをいただき、この日はホテルに戻り、自由時間です。

私は、数人の参加者と一緒に、台湾で一番有名な夜市、士林夜市を訪れました。

改装中で普段より、お店が少ないとのことでしたが、お店もたくさんあって活気があり、改装中の影響はあまり感じられません。

ただ、8年前に訪れた際に比べて、やはり全てが高い!と感じるのでした。

以前は、出店のゲームや、ぱくぱく買い食いをしていた記憶があるのですが、それは、どこかで安い!と思い財布の紐が緩むから。今回は、日本とお値段がほぼ変わらないので、”この値段なら、別にいらないや!”とむしろ財布の紐はギチギチにしまってしまいました。

 

台湾には日本の企業がたくさん進出しております。無印良品は、日本語の商品がそのまま並んでおりました。

こちら、お馴染みのドラッグストアも、漢字で書くと勢いがありますね。

スーパーマーケットには、日本の食品コーナーの大きさにびっくり。

買えないものはないのではないかと思うくらいです。そして驚きのお値段、、、、日本と一緒!

輸出コストがかかっているのに国内と同じって、、、、円の価値が下がっていることが実感されます。

 

台湾の観光スポット、中世紀念堂。

中華民国初代総統、蒋介石氏を讃えるために建設されました。中世は、蒋介石の本名です。

しかし、こちらに蒋介石のお骨は収められておりません。ガイドさん曰く、蒋介石はずっと中国本土に戻りたい思いを強くいたいていたそうなのです。

台湾に住むのは、もともと戦前から台湾に住んでいた原住民と、蒋介石とともに中国本土から渡ってきた方々がいます。

蒋介石率いる国民党党員たちは原住民に弾圧を行っていたこともあり、蒋介石は台湾の国民にとって必ずしも英雄ではないのです。

(今回担当いただいた現地の日本語ガイド(Japanese Speaking Guide)さんは明らかにもともと住んでいた原住民にルーツがあるようなお話内容でした。)

中央には巨大な蒋介石。モンゴルのチンギスハン像にも似ていますね。

アジアの偉い人は、坐像が多いですね。

 

中正紀念堂では衛兵交代が有名です。

私たちは、一番最初に、建物の中の階段から入場でき、特等席を確保できました。

その後、大きな扉が開き、一般の方々が外階段から続々と入ってきました。

かつては長身イケメンしか衛兵になることができなかったそうなのですが、現在は台湾でも少子化の影響で成り手が少なく、身長制限は緩和され、かつてほどイケメンは多くなくなったとか。

 

衛兵が行進して定位置に着くと、真後ろに扇風機をセットしたり、袖やヘルメットの連れを直してくれるお付きの人がいて、ほっこりしました。

 

ガイドさんのお話から、台湾の歴史に大変興味を持ちました。

台湾の歴史の中には、日本が大いに関わっています。

年末年始は台湾の歴史の本をよんで過ごそうと思っています。

”旅行って、大学に行くのと同じだよ。”

放浪している時に出会った80歳のおじいちゃんバックパッカー、タハリールさんがいっていた言葉。

好奇心の扉が次々と開いていきますね。

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