ご無沙汰しております。
久しぶりのご旅行レポートになってしまいました。
今年の4月にご一緒させていただきました。
関東より、車椅子でいらっしゃいました。国内、海外を含め旅行経験は豊富なお客様。
なんと、日本と海外の二拠点生活をされており、私が将来夢見ている生活をされていらっしゃいます。
私も、お話を聞いてみたいことがたくさんです。
実はこのようなアテンドサービスを利用するのは初めてとのことでした。
”利用したことにより、より思い出深い旅行になった。”そう思っていただけるように、ご案内させていただきます。
北海道にはこれまでにご家族と何度か来たことがあるとのことですが、函館は初めてとのことです。
空港にてお出迎えをさせていただきました。
お客様は、ご自身で立位保持、車椅子への乗り降りが可能でしたので、介護タクシーは必要ありませんでした。
その都度、タクシーを拾い移動をしました。
まず、空港より向かったのが、トラピスチヌ修道院。
日本最初の女子観想修道院です。
ルルドの泉や、大天使ミカエル像を見学し、資料室で修道院の歴史や修道院での生活について学びました。
私も、写真に入れていただきました!
こちらの売店では、修道院で製造されたお菓子が販売されています。私、これが大好きでして。
特に、マダレナという焼き菓子。少し硬めのマドレーヌのような本当にシンプルで素朴な焼き菓子がおすすめです。
卵、バター、小麦粉、砂糖のみで作られていて、無添加なのであまり日持ちがしません。
ここでしか売っていない、トラピスチヌ修道院でしか買えないレアなお土産です。
トラピスチヌ修道院のあとは、お隣、市民の森の売店でソフトクリームをいただきました。
事前にリサーチをされていたお客様。函館でも多くのお店でソフトクリームを販売しておりますが、市民の森のソフトクリームは、牛乳の味が濃厚で、ランキングでも上位にランクインしていることが多いです。
私もたまーに、食べたくなり、ふらっと訪れることがあります。
私もご馳走になりました。安定のおいしさ。
少し風が強い日でしたが、午後の日差しが心地よかったので、函館の海岸沿いを歩きながら、色々とお話を聞きながらホテルへと向かいました。
啄木さんにもご挨拶。
ホテルへ到着。
チェックインのサポートをさせていただいたのですが、ここでいくつかトラブルが、、、
もちろん清掃済みのお部屋のはずなのに、荷物を置く台の上には遠目にみてもわかるくらいの大量の砂粒。
そして、ゴミ箱には前のお客様のゴミが入ったまま。
お客様が、高いところには手が届かないため、タオルや洗面用具は下に置いておいていただくよう事前にリクエストしていたにも関わらず、通常通り高い棚の上にセットされていました。
気分が良いものではありません。お客様以上にイライラしていたのはきっと私です。
(お客様のお部屋のこと以外にも、廊下ですれ違ったスタッフのあり得ない行動に唖然とした出来事もありました。本当にイライラ沸騰寸前でした。数ヶ月経った今も思い出すとムカムカしてしまいます。感情を沈めて沈めて柔らかくオブラートに包み、今、この記事を書いております。)
お客様に申し訳ない気持ちと、私自身が本当に恥ずかしい気持ちと、ホテルに対する複雑な感情でいっぱいでした。
それでも気を取り直し、夕食をご一緒させていただきました。
これまでの旅行のこと、海外のこと、色々とお話しさせていただきました。
私たち、育った境遇がとても似ておりました。昔の話をして、”そうだった、そうだった!!!”などと楽しくお話しさせていただき、素敵な時間でした。
翌日からも、函館の街を可能な限り徒歩でご案内させていただきました。
函館は歩いて回るのが楽しい街だと思っています。
天気に恵まれました。
まずは、コンビニで栄養ドリンクをゴクリと飲み干す。
栄養ドリンク、あまり飲んだことがなかったのですが、今日1日元気に過ごせそうな、気分が上がってくるような気がしますね。
2泊3日のご旅行でしたので、函館市内の主要な観光スポットは、ほぼ網羅できました。
車椅子で基坂を登りました。
坂の中腹にある、旧イギリス領事館。
こちら、多くのお客様から”行きたい!!”のリクエストをいただくのですが、残念ながら、ユニバーサルデザインにはなっておらず、車椅子でのアクセスが大変難しいです。
函館を観光するにあたってよく直面する問題です。
函館は、文化財になっているような古い建物が多いです。歴史的建造物であり、その価値を後世に残していかなければならないため、なんでもかんでも全てユニバーサルデザインにすることはとても難しいことであることは重々承知です。
でも、こういった、函館を代表する見どころは、どうにかして、全ての人に楽しんでいただけるようにならないかと願うばかりです。
もちろん弊社では、スタッフ人数を増やしたり車椅子のタイプを変えたりと可能な限り工夫をします。
それでも訪問が難しいスポットがあるのがとても残念です。
旧函館区公会堂
ハリストス正教会
こちらも、車椅子で内部の見学は一部制限があるのですが、外観を見ながらご案内させていただきました。
金森赤煉瓦倉庫群
五稜郭・五稜郭タワー
桜の時期にはほんの少しは早かったです。
桜の時期には、五稜郭タワーから見る五稜郭は見事にピンク色の星に見えます。
桜の時期にもまたぜひいらしていただきたいです。
函館朝市では、海鮮丼に、函館名物いかもいただきました。
函館を代表する味覚のいかですが、この数年は不漁が続いております。
数匹しか水揚げされず、市場で競りが行われない日もあるそうです。
値段も上がっており、今となっては高級魚です。
昔から函館に住んでいる方々は、朝になると、”いが〜、いが〜”と叫びながら、いか売りがやってきて、毎朝イカのお刺身を食べさせられて、納豆が食べたくなったと言います。
入荷がない日もあるということですが、この日は、お店の生簀にいるイカをその場でお刺身にしていただけました。
お皿に盛られたゲソは生きています!!醤油をかけるとびっくりして激しく動きます。
このゲソは、後ほど焼いてくれるので、ゲソ焼きも楽しめます。
函館山にももちろん登りました。
夕焼けの時間に上がり、少しずつ街にあかりが灯っていく様子を見ながら夜景を待ちました。
山頂は風が強く、まだ肌寒い時期でしたが、ガスがかかることもなく、とても綺麗な夜景でした。
自分が大好きな景色を、お客様に実際にご覧になっていただけることは、自己満足かもしれませんが、私にとってはとても嬉しいことです。
函館の街を右往左往し、本当に数多くの場所を訪れましたが、私自身が一番思い出に残っているのは、夜景の見えるバーでお酒をご一緒させていただいたことです。
函館は、小さな街ですし、さほど高いビルもないのですが、ライトアップされた函館区公会堂や教会群が見えるとっておきのバーがあります。おしゃれなバーでお酒を飲みたいとのリクエストをいただいておりましたので、ご案内させていただきました。
お客様がとっても素敵なワンピースを着ていらっしゃっしゃいました。
せっかくなので私も、ワンピースを着てお化粧も気合いを入れ、久しぶりにアクセサリーもつけて。
久しぶりにおめかしをしてお出かけをしました。
考えてみると、子供が生まれてからというもの、おしゃれをして出かけることなんて、まーーーったくなかったのです。
景色を見ながら、おしゃれなカクテルをいただき、”女性同士”のおしゃべりを楽しませていただきました。
私の日常ではあまりない、おしゃれで洗練された時間。私自身の心の栄養になったことは間違いありません。
独身で、子供のがいない頃の楽しみを久しぶりに味わいました。
お客様にいただいた、かけがえのない宝物になりました。
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
楽しい時間というものは、あっという間に過ぎていくものですね。
あれ、もう2泊3日も経っていたっけ?
お客様のフレンドリーなお人柄もあり、初めて会ったのがつい2日前のこととは思えないほど。
密度が濃くて、暖かい時間でした。
空港までお見送りさせていただき、お別れ。
とても名残惜しかったですが、ご縁が繋がったことに感謝です。
またいつかお会いできることを楽しみに、この思い出を心の栄養にして毎日を過ごしてまいりたいと思います。
ありがとうございました。
函館熱帯植物園のお猿さん















